持続可能なヘルスプロモーション

2006年から2010年まで、当時高齢化率35%だった宮崎県串間市(人口22,000人)にて、人と地域をエンパワメントし持続可能なヘルスプロモーションの実現に向けて、行動科学や心理学の理論に基づきデザインした3年制の教育機関「ハッピー串間市民大学」を串間市役所内に設立し、GHC代表の蝦名玲子博士がその顧問を務めました。ヘルスプロモーションの教育を受けた後に、受講者(高齢の市民)が自律的に活動していくという特徴を持つこの取り組みは先駆的、かつ効果的で、以下の評価を得ました。

・ 国立がんセンターと青森県立保健大学の視察を受けた

・ 医学書院の専門誌『保健師ジャーナル』(第66巻、第7号)に、8ページにわたって(pp591~593, 636~640)に取り上げられた

・ 介入効果を、定量的及び定性的な縦断的混合モデル研究のデザインにより、ヘルスプロモーションのアウトカムモデルが示す1)身体的健康のアウトカム、2)中間的健康のアウトカム、3)ヘルスプロモーションのアウトカム、4)ヘルスプロモーション・アクションの4側面から評価した論文が、査読誌『Global Health Promotion』に掲載された:論文名「The effectiveness of health communication strategies in health education in Kushima, Japan」

・ 第26回日本健康教育学会・大会長企画シンポジウム「社会的成果をもたらす健康づくりの戦略と実践」に、蝦名博士が招聘された:講演タイトル「ヘルスコミュニケーション:集団的健康づくりに必要な実践戦略」

・ 第65回日本栄養改善学会・日韓シンポジウム「Nutritional actions based on Setting Approaches for Sustainable Development Goals」に蝦名博士が招聘:講演タイトル「Health communication: A key strategy for effective health education and sustainable health promotion」

【蝦名玲子博士の関連著書】



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